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COSMIC NEUROSE "4Lions Standing In Wilderness" CD
(Royal Shadow) ¥1,000
ex-Angel O.D.、現Abraham Cross、Unarm、Dreadeyeらのメンバーによる東京
"Hardest "Zoo" Core" こと "Cosmic Neurose" の1stアルバムが、自らのレーベルよりリリース。
「立ち上がれ境界を壊すものたち!」と叫ぶ "the Border Crasher" から気合い入りまくりである。そのサウンドは、レビューでよく目にする「一言で言い表すことは不可能」という表現とは、こういう音を指すのだ、ということを痛感させてくれるもの。それほど多種多様な影響が緻密に構成されており、そのとおりというかレビューを書くのに四苦八苦している。USハードコア、クラストコア、パワーバイオレンスなどを超バイオレントにミックスしていて、こう書くといわゆる「極端な」音に思われるかもしれない。しかし一貫して「ハードコア/パンク」である。そう感じさせてくれる要因は、ヴォーカル・スタイルやコーラス・ワークがそのことを多分に感じさせてくれるから、ということもあるかもしれないが、俺は、パンクスの可能性を唄ったラスト・ソング
"Punks from 1999" が彼らの本質であるからに違いない、と思った。全7曲!
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FALL OF EFRAFA "Owsla" LP (Sound
Devastation) ¥1,300
UK・ブライトンのFall Of Efrafaの、ソールド・アウトとなっていた大名作1stアルバムが、UKのSound
Devastationより再プレス。言わずもがな "The Warren Of Snares (罠の養兎場)"
と名付けられた全三部作の第一章。既に2ndアルバム "Elil" を聴いている人は当然。もちろん、本作から聴き始める人も必聴。こちらはLPバージョン。レビューは以前にリリースされたCDバージョンのものを参照
:
"今回紹介するこの "Owlsa" と題された1stアルバム (当初はLPのみ)
がリリースされた後、ヨーロッパを中心に旋風が巻き起こった、このFall
Of Efrafa。彼らは、メンバー全てがヴィーガン&無神論者であるUK・ブライトンのポリティカル・エモティブ・Dビート・クラスト・バンドである。まずはこのバンド名から触れねばならないだろう。とりあえず歌詞掲載のぺーパー・ブックレットに書かれた彼ら自身による説明をレビュー下部に転載するので、それを参照してほしい。ーーということで、彼らのウェブサイトにも載っているが、簡潔に言えば、彼らのこの1stアルバム
"Owsla" は、「特別種」な人類による自然界・動物界の破壊、さらには俺たちを無知にさせる政治制度に対する最後の防御であり、抵抗でもあるのだろう。そして、転載した彼らの説明でも言われているとおり、この
"Owsla" は、これからリリースされる2ndアルバム "Elil" 、および3rdアルバム
"Inle" の全三部作の第一章に当たる作品である。また、本作はニュー・アートワークかつ100%リサイクルド・カード・ゲートフォールド・ジャケット仕様のCDバージョンで、ボーナス・トラックとして、スペインのDown
To Agonyとのsplit LPの1曲 "No Longer Human" も収録した全7曲。音楽的な説明を忘れるとこだった。チェロ・ピアノを導入した「エピック・エモティブ・クラスト・ハードコア」の「記念碑的大作」とだけ言っておこう。
" - Acclaim
★
「FALL OF EFRAFA (エフラファの崩壊) は、Richard Adams (リチャード・アダムス)
による "Watership Down (ウォーターシップダウンのうさぎたち)" という本の政治的な含意に一部基づいている。本の中の
"EFRAFA (エフラファ) " とは、女性が抑圧され、生活が独裁体制によって窮地に追いやられるファシスト的なうさぎの営巣地のことだ。
俺たちは、その本がユニークな比喩的方法で、人間の政治制度を扱っていると感じたので、俺たちの歌詞の一部をそれに基礎づけることを決めた。EFRAFA
(エフラファ) は、地球上の人類の厳しい侵略を表し、"OWSLA" は、自然界そして自らを守るための戦いを表す。
OWSLAは、ひとまとめに、THE WARREN OF SNARES (罠の養兎場) として知られている3つのレコードのうちの一つめだ。
バンドとして、俺たちは、アニマル・ライツに関してもっとオープンに話し、非人間動物に依存しない社会を求めて努力するよう人々を奨励する。説教や傲慢として、このことにレッテルを貼るのは簡単だ。しかし、コミュニケーションは、俺たちがどのように学ぶかであり、そのような問題についての議論は、俺たちが自分たちの行動をより意識するようになるのを助けるだけである。政治・社会変革、あるいは、宗教的抑圧の終焉のためにそうなることだ。」
(Taken from the "Owsla")
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FALL OF EFRAFA "Owsla" CD (Sound
Devastation) ¥1,300
UK・ブライトンのFall Of Efrafaの、ソールド・アウトとなっていた大名作1stアルバムが、UKのSound
Devastationより再プレス。言わずもがな "The Warren Of Snares (罠の養兎場)"
と名付けられた全三部作の第一章。既に2ndアルバム "Elil" を聴いている人は当然。もちろん、本作から聴き始める人も必聴。こちらはCDバージョン。レビューは以前にリリースされたCDバージョンのものを参照
:
"今回紹介するこの "Owlsa" と題された1stアルバム (当初はLPのみ)
がリリースされた後、ヨーロッパを中心に旋風が巻き起こった、このFall
Of Efrafa。彼らは、メンバー全てがヴィーガン&無神論者であるUK・ブライトンのポリティカル・エモティブ・Dビート・クラスト・バンドである。まずはこのバンド名から触れねばならないだろう。とりあえず歌詞掲載のぺーパー・ブックレットに書かれた彼ら自身による説明をレビュー下部に転載するので、それを参照してほしい。ーーということで、彼らのウェブサイトにも載っているが、簡潔に言えば、彼らのこの1stアルバム
"Owsla" は、「特別種」な人類による自然界・動物界の破壊、さらには俺たちを無知にさせる政治制度に対する最後の防御であり、抵抗でもあるのだろう。そして、転載した彼らの説明でも言われているとおり、この
"Owsla" は、これからリリースされる2ndアルバム "Elil" 、および3rdアルバム
"Inle" の全三部作の第一章に当たる作品である。また、本作はニュー・アートワークかつ100%リサイクルド・カード・ゲートフォールド・ジャケット仕様のCDバージョンで、ボーナス・トラックとして、スペインのDown
To Agonyとのsplit LPの1曲 "No Longer Human" も収録した全7曲。音楽的な説明を忘れるとこだった。チェロ・ピアノを導入した「エピック・エモティブ・クラスト・ハードコア」の「記念碑的大作」とだけ言っておこう。
" - Acclaim
★
「FALL OF EFRAFA (エフラファの崩壊) は、Richard Adams (リチャード・アダムス)
による "Watership Down (ウォーターシップダウンのうさぎたち)" という本の政治的な含意に一部基づいている。本の中の
"EFRAFA (エフラファ) " とは、女性が抑圧され、生活が独裁体制によって窮地に追いやられるファシスト的なうさぎの営巣地のことだ。
俺たちは、その本がユニークな比喩的方法で、人間の政治制度を扱っていると感じたので、俺たちの歌詞の一部をそれに基礎づけることを決めた。EFRAFA
(エフラファ) は、地球上の人類の厳しい侵略を表し、"OWSLA" は、自然界そして自らを守るための戦いを表す。
OWSLAは、ひとまとめに、THE WARREN OF SNARES (罠の養兎場) として知られている3つのレコードのうちの一つめだ。
バンドとして、俺たちは、アニマル・ライツに関してもっとオープンに話し、非人間動物に依存しない社会を求めて努力するよう人々を奨励する。説教や傲慢として、このことにレッテルを貼るのは簡単だ。しかし、コミュニケーションは、俺たちがどのように学ぶかであり、そのような問題についての議論は、俺たちが自分たちの行動をより意識するようになるのを助けるだけである。政治・社会変革、あるいは、宗教的抑圧の終焉のためにそうなることだ。」
(Taken from the "Owsla")
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END THE AGONY "From The Lungs" 7"
(SuperFi / Opiate) ¥500
UK・ブライトンのEnd The Agonyのデビュー・7"。現在、UKを中心に注目を集めているこのDIYバンドは、スローかつ荒涼とした破壊的なハードコア・スラッジをプレイする強力なバンドだ。現在は新たにベーシストが加入し、「トリオ」になったようだが、本作では、まだ「デュオ」での録音。しかしそんなことは関係なく、超分厚いサウンドでアングリーさも十分なサウンドを聞かせてくれる。「Like
Noothgrush、Unsane、Dystopia」といった形容に心引かれる人は聞いて間違いない。そして、歌詞の意味を理解すれば、さらにこのバンドに入り込めるに違いない。彼らの歌詞は、そのサウンドと同様に「苦痛」に満ちている。しかし非常に熱情的に感じられるのは、彼らが、「苦痛」とひたすら真剣に向き合っているからだ。なぜなら、彼らは、"Plain
And Simple (明瞭単純)" の中で、「苦痛」を「俺の最も悪い友人」と例えている。「苦痛」とは、この世で隠すことを義務づけられているものであり、また、この世で嘘をつかない唯一のものであるからこそ「(俺の)
最も悪い友人」なのだろう。バンド名の意味どおり、俺たちが「苦しみを終わらせる」には、このことを理解することが必要なのかもしれない。その
"Plain And Simple (明瞭単純)" の全歌詞を以下に : 「俺の最も悪い友人。果
てしない痛み。俺たちはみな来るべき実に多くの苦痛を有している。現実は困難だ。歯を食いしばれ。感じろ、それを。」。全5曲。
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CRUX /
PAZAHORA split CD (Tenzenmen / Prohibited
Projects / Cactus) ¥1,100
オーストラリアとシンガポールーーつまりPacific Ocean (大西洋) 地域のクラストコア・バンドの新時代を告げるかの2バンドがスプリットCDをリリースした。オーストラリア・シドニーのCruxは、split
tape w/Workshy (2006)、"s/t" 7" (2007) に続く新録。スローティーな声で叫ぶ濃い女性ヴォーカリストがフロントに立つこのバンドは、非常に現代的でもあり原始的でもある「今」のクラスト・サウンドをプレイしている。His
Hero Is Goneーーおよび、さらにクラスト寄りのLostといった、ひとまとめに、「90's
モダン・クラスト」の要素と、Disruptのようなブルータルなクラストをミックスし、時にファストに、時にスロウに、かつ合い言葉は「ダーク&ヘヴィ」といった。これは、タイプは違うが、あのSchifosiが解散した今でもオーストラリアのクラスト・バンドがどんどん面
白くなっていることを実感できるバンドと断言したい。次は、シンガポールのPazahoraだ。"s/t"
CD (2006)、Split 7" w/Kah-Roe-Shi (2007) に続く新録だが、本作では、それまでの男女ツインヴォーカル・スタイルから、男性ヴォーカルのみに変更となったようだ。しかし、そんなことはまったく関係なく、今回もグレート。彼らは、東南アジアでも最近徐々に出現し始めている、いわゆる「ネオクラスト・スタイル
(ダーク&メロディックなモダン・クラスト)」の口火を切った顕著なバンドの一つで、個人的な話になるが、以前当方Acclaimでディストロした彼らの
"s/t" CDは、10枚もの枚数を売り切った。それほどカッコよかったわけだが、Tragedy、Remains
Of The Day、To What End?らのファンには改めて自信を持ってお薦めしたい。本作では、さらにサウンドのエピック度数も上がっている。彼らはまたポリティカル・ハードコア・バンドなので、歌詞もひたすら政治的な意識に基づいたものとなっており、それはもちろん「抑圧的なシステムとの闘い」が根拠の「Take
Back Your Life!!」 (- Pazahora) を高々に掲げるものである。ゆえになおさら、彼らのカッコよさが際立つと言っていいだろう。両者共に全5曲収録。 |
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BLACK BLOOD WORLD / ESKATOL split LP (Nakkeskudd
Plater / Bombs Away Records / Fysisk Format) ¥1,200
ノルウェーから強力な2バンドがデビューである。 まずは、A-TownのBlack
Blood World : 彼らは、総勢6名からなる「クラスティー・メタルコア」とでも呼べそうな、まったく新たな路線を開拓しているウルトラ・ポリティカル・ハードコア/パンク・バンドだ。掛け合いの力強いツインヴォーカルに、ダーク・クラストのエッセンスも含みながら、ザクザクのメタル・ギターかつストレート&モッシュなリズムで猛進する。グラインド・パートも取り入れ、ブルータル度極まれりという感じだが、全体的にメロディを重要視しているところも見落とせない。方や、オスロのEskatolは、元Summon
The Crows、Ingen Utvei、Betongbarn、現Cruorisのメンバーによって結成されたバンドだ。こちらもツインヴォーカルの6ピースで、ダークなネオクラストをベースに、グラインドからパンクまであらゆるものを飲み込んだ、怒りに満ちたグライディング・クラスティー・ハードコア・サウンドを聞かせる。しかし、曲のカッコよさもさることながら、その非常にスリリングな展開には圧倒されるしかない。はっきり言って、寸分のダルさもない。歌詞は、前者は英語、後者はノルウェー語で唄われている。とりわけ、前者・Black
Blood Worldの「無条件の抗議・抵抗・拒否」を現実に昇華する "Unconditional
(無条件)" は、その歌詞の中から借りれば「Burning Hate (燃えたぎる憎悪)」が今、世界中のいたるところで噴出していることをも強く実感させられ非常に熱くなった。彼らはその中で確信的にこう叫ぶ
: 「俺たちが攻撃するとき、自由の丸石と歌が大気を満たす。あらゆるもうひとつの選択肢が試みられ、俺たちの手が結ばれるからだ。」ーーそれには、この曲の題名である「Unconditional
(無条件)」を条件に、抗議・抵抗・拒否の側に立つことが必要だ。
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「もうひとつの解放区はもうひとつの隠れ家を攻撃する。今ふたたび。俺たちは国家と資本の力に直面
している。交渉は決裂し、平和的な努力は無視された。選択肢は残されなかった。だが、攻撃するために俺たちの手が結ばれる!
次に、俺たちは街路と市当局を占拠するだろう。機動隊は俺たちを止めることはできやしない。今、レンガと燃えたぎる心を武装せよ。クソみたいな先端技術などない。俺たちは立ち上がる。無条件の抗議!
無条件の抵抗! 無条件の拒否! 何ものも無条件の抗議を止めやしない。無条件の抗議!
無条件の抵抗! 無条件の拒否! 黒旗が高くあげられる。都市の闘争面
は、炎上する車と骨抜きにされた警官どもを残していく。俺たちは、奴らのガス弾と銃撃で思いとどまったりしない。街路でのにらみ合い。国家の子供と下僕の間で。催涙ガスと消火ホースは燃えたぎる憎悪を消せやしない。俺たちが攻撃するとき、自由の丸石と歌が大気を満たす。あらゆるもうひとつの選択肢が試みられ、俺たちの手が結ばれるからだ。」-
Black Blood World "Unconditional (無条件)"
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BAIT
"Every Lie I've Ever Lived" 7" (Nakkeskudd Plater)
¥600
ex-Deviated Instinctのメンバー (Mid、Spana) の現在進行形のバンドであるこのUKのBait。
本作は、2003年に自主リリースされた同タイトルの1st EP (CD) を、ノルウェーのグレートなDIYパンク/
ハードコア・レーベル "Nakkeskudd Plater" が7"で再発したもの。Deviated
Instinctのファンは気になるところだろう。しかし、このBaitはまったく新たな方向性で再び独自のクラスト/メタル・サウンドを構築している。「ダーク&ヘヴィ」というのは一貫しているが、Killing
JokeやProngといったバンドの影響に加え、例えば、 このバンドには、90年代において後続のバンドに多大な影響をもたらしたRorschach、Convergeといった、
いわゆる「ディスコーダントかつテクニカルかつメタリックなカオティック・ハードコア」(この2バンドもタイプはまったく違うが、共通
項を挙げて表現すれば) の要素が新たに強く伺える。まさにこれは、彼らの「今」のクラスト/メタル・サウンドである。D.Iとの比較などまったく必要ないだろう。そんなこと抜きで実にカッコよいクラスト/メタル・バンドである。12ページの美しいフルカラー・ブックレット仕様のジャケに、全4曲収録。もちろん、Midによる
(ニュー) アートワーク! |
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TRISTAN TZARA "Da Ne Zaboravis" 7" (US-Repress)
(Nuestra Lengua / Medical Abuse / Young Summer)
¥500
2000年初期に活動したジャーマン・名エモ・バイオレンス "Tristan
Tzara" の名作ラスト・シングルが、赤/黒のスプラッター・ヴィニール仕様、及びジャケットがニュー・カラーになって、USリプレス。詳しいレビューは以下を参照のこと
:
"既に解散してしまったドイツの男女ツインヴォーカル・スクリーモ/エモ・バイオレンス
"Tristan Tzara" のラスト・シングル。この種の界隈では、非常に影響力のあるバンドのようだが、なるほど美しくメロディアスもアングリーなサウンドが実に荘大だし、このパワフルな絶叫女性ヴォーカリストが強烈で、男性ヴォーカルとのコンビネーションがまたカッコいい。展開もソリッドで聞き応え十分ーーこれは本当にいいバンドである。まだ廃盤ではないようだが、アメリカのDIYアナーコ・エモパンク・レーベル
"Nuestra Lengua" より今年始めに再リリースされる予定。全6曲収録。"
- (Acclaim)
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映画「素人の乱」
DVD (Self-Released) ¥1,500
"高円寺の商店街にそれぞれ店を持つ若者達から自然発生した「素人の乱」。中古家電店主の松本哉を中心に、ネットラジオ配信や地域活動などを通
して生活圏に根付い た独自の文化を築いている。上からの一方的な規制や弾圧に対し、「街を遊び場に変える」という発想から、区議選を利用したある作戦を思いつくが…。
DIYの力強い意思と、ダイナミックな活動に血湧き肉踊るお祭りドキュメント!"
- 本作より。 ※DVD特典映像 ドイツ珍道中のデモ映像 (10分) を収録! 撮影/編集/監督
中村友紀 出演/松本哉 山下陽光 二木信 小笠原瓊太 他 製作年 2008年
80分 DVD装丁 成田圭祐 |
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STRENGTH
THROUGH DESPAIR #1 zine (S.T.D.)
¥350
スイス発アナーコパンク・ファンジン "Strength Through Despair (絶望による力)"
が創刊。第一号となる本作は、USのアナーコクラスト/グラインド "Against
Empire"、フランスのフィメール・フロンテッド・ポリティカル・グラインド/クラスト
"Krap Nek"、同じくフランスのブルータル・ポリティカル・クラストパンク
"Human Compost" の3バンドのインタビューを始めとして、筆者による「Anarcho-Buddhism
(無政府仏教主義)」、「Vegetarianism / Veganism (菜食主義 / 完全菜食主義)」、「Anti-CIV
(反文明)」などのアーティクル、そしてファンジン/レコード・レビュー、その他で構成されたA5版の全34ページ。とりわけ興味深かったのは、ある作家のテキストを翻訳し掲載した「I
accept (受けいれる)」。このテキストは、我々がこのシステムの中で、「I
accept (受けいれる)」33項目を挙げたもの。それは、こう始まる : 「我々のいわゆる自由世界のシステムは、我々各々一人とのある種の契約の合意に依っている。これは、何も考えずただ朝起きる場合、我々がみな毎朝同意するその契約の内容である。」。続きはこのファンジンの中で。すべて英語。
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ACTIVE MINDS "It's Perfectly Obvious That This System Doesn't
Work" LP (Looney Tunes / Maloka / Nikt Nic
Nie Wie) ¥1,200
UKの教育的ベテラン・アナーコパンク・デュオ "Active Minds" の待望のサード・アルバムが、「It's
Perfectly Obvious That This System Doesn't Work (このシステムが働かないことは完全に明白だ)」という何とも力強いタイトルを引っさげて、遂に登場。誤解を恐れずに言えば、Active
Mindsには、「愛」がある。というより、自分がこのアルバムの中に詰め込まれたすべてが「愛」だと思っている、と言ったほうが正しいか。彼らは、可視あるいは不可視の人々の力を本当に信じているというか、ゆえにシステムに対する余裕があるのかもしれない。まさに、このアルバム・タイトルに示されているように。それは、「余裕」ではなく、「不充足」からきているのかもしれないが、しかしだからこそ、すべてのものが自由にならないかぎり、この闘争は終わらない、という無限の欲求の強さがまたかっこよすぎるのである。86年からレコードのリリースを決して止めてないのも納得である。以下のレビューも参照のこと
:
"待望のニュー・アルバム! Active Mindsは、ギター/ドラムのアナーコパンク・ユニットとして、イギリスで86年にスタートし、長年に渡り、多数のレコードを出すことを決して止めたことがない。本作には、何曲かSeein'Redばりの速さを持った荒々しく怒り漲るフルスピードの新曲13曲が収録!
申し分のない教育的なブックレットが付いた素晴らしいサード・アルバム。"
- (Maloka)
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私は反対する。不正を永続させ、正当なことをさせないために権力を行使する者たちの規則に対し。他の人々がそれをただ受け入れるなら
ー 何もすることができないと思う。それゆえ、私は規則の例外だ。また、私は唯一無二ではない。
世界の不正がきみを怒らせるなら、きみは独りではない。
時々、きみも思ったことがあるかもしれないが、同じように感じている何百人もの人々が地域の共同体、そして数百万もの人々が世界中にいる。献身的な人々の小グループは、相違を齎し、私たちが暮らしている社会を変えることができる
ー 歴史はまさしくそれを行った人々の例で溢れている。庶民 ー 私やきみのような。立ち上がれ。私たちは独りじゃない。
- Exception To Their Rule (規則の例外)
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KULTURKAMPF "Caught In An Evil Web Of Violence" LP
(Looney Tunes) ¥1,300
80's初期UKアナーコパンク "Kulturkampf" の編集盤LPが、Active Mindsのメンバー運営のLooney
Tunesよりリリース。"The Struggle" 1st demoの9曲、"The Corpse of
Bureaucracy" 2nd demoの3曲に加え、84年のライブ1曲も収録の全13曲。全曲リマスター・バージョン。Anthrax、Fluxらを彷彿とさせる湿ったアナーコパンク・サウンドに、「Caught
In An Evil Web Of Violence (暴力的な悪の巣に捕えられる) - Escape
And Find The Real You! (逃げ出せ、そして本当の自分を見つけろ!)」というタイトルに象徴されるような、反/脱システムを訴える勇敢な姿勢。このバンドもまた、その時代の多くのアナーコパンク・バンド同様に、今の時代にも有益な多くのメッセージを我われに与えてくれるだろう。「マニアック」の一言で終わらせてはもったいない。
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SCREWITHIN
"Peace As Fuck" CD (Less Than TV) ¥1,600
Restocked
ここ最近のAcclaim Collectiveのお気に入りの日本のバンドの一つ。「All
Cops Hate You」(このネーミングも最高) という自らの企画も行っている東京の男女ツインヴォーカル・ポリティカル・ハードコア/パンク・バンド
"Screwithin" の1stフルアルバム。99年結成、2000年には、Struggle For
Prideとのsplit CD "Hold Fast Afflux" をリリースしているが、俺はつい最近、彼らのライブを初体験。この彼らのライブが非常にパワフルで、ライブ・パフォーマンスもかっこ良くて、俺の中で鮮烈な印象として残っている。ということで、俺が彼らと出会ったのはほんとここ最近のことだが、ヴォーカリストの2人であるNさん
(ex-Nukey Pikes, Nightmare etc) とIちゃんは、Acclaim Collectiveのことを既に知っていて、興味を持ってくれていた。そうした経緯があり、交流が生まれ、この1stアルバムのディストリビュートに至ったわけである。前置きはこのぐらいにしとこう。本作は、そのStruggle
For Prideとのsplit CDから、7年ぶりとなるらしく、そして男女ツインヴォーカルになって新体制後の初の作品。ライブのかっこ良さからある程度想像はしていたが、このスタジオ録音もグレートな出来。「Screwithin流」の何とも形容しがたいオリジナリティ溢れるサウンドを従えて、まさに「重厚」という言葉がピッタリのギター、ベース、ドラムが一体となったまったく非の打ち所の無い演奏で、ノイジーに突き進む圧巻のレイジング・ポリティカル・ハードコア/パンクが全10
曲。また、2人の叫ぶインテリジェントなポリティカル・リリックスは、レーベル・インフォによれば、「主義思想の統一及び多数決による政策決定を一切必用としないというアナーコ的原則に立脚」というのも納得の、しかとした「自分たちの政治」を持っており、各々のソング・タイトルにもセンスの良さが伺える。扱っているテーマは、構造的なシステム〜戦争〜警察〜セクシャリティの商品化まで非常に多岐に渡る。最後に。彼らは、「真に平等な社会を表現するためには男女ツインボーカルが不可欠と判断」(これまたレーベル・インフォより)
したらしいが、これは、Acclaim Collectiveが彼らに親近感や信頼感が湧いた最も大切な理由の一つである、と言っておきたい。歌詞には英語の解説もあり。 |
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ABOLISHING
THE BORDERS FROM BELOW #32 zine (May 2008) (Abolishing
BB) ¥400
毎度ながら、東欧中の多種多様なアナキスト運動・最新情報満載のベスト・アナキスト・ジャーナル
"ABB" の最新32号が入荷。今号のテーマは、「Putting an end to their
democracy by the fist (握りこぶしで奴らの民主主義に終止符を打て)」。内容は、「Frontexを通
すな ー 行動への呼びかけ」、「東欧中のMayday 2008」、「ロシアでの警察の暴力に対する抵抗運動
ー レポート&インタビュー」、「ブカレストでのNato会議 ー アナキスト・コミュニケと個人用アカウント」、「ブカレストでのNATO会議よりも遥かに多くの事に関するルーマニア人・アナキストのインタビュー」、「ポーランドでのミサイル防衛システムに対する抗議の最新情報
ー レポート&インタビュー」、「スクワットと自主管理スペースのための分散的な数日間の行動」、「一般
労働組合主義 ー 組合官僚を打ち倒せ!」、ほか。すべて英語。 |
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VENOSA
/ NESSERIA split CD (Emergence) ¥1,000
フレンチ・2エモハードコア/スクリーモ・スプリット。Venosaは、2006年の
"The Sound Of A Whisper" demo CD-R、2007年の "A Last Trip To Infinity"
MCDに続く新作。ポストロックの影響も交えたダイナミックなエモハードコア/スクリーモながら、豊かな詩情があり、8分に及ぶ曲もある。悲痛な声で叫ぶヴォーカリストの視点は、まさにその悲痛な声どおりと言うべきか、絶望感を言い表したもの。「真実」へのそれを叫ぶ
"This Apocalyptic Universe Will be Our House (この終末論的な宇宙は俺たちの家)"
など全2曲。方や、Nesseriaは、テクニカルな展開も交えたダークでメタリックなカオティック・ハードコア。しかし、このバンドも豊かな詩情があり、テクニカルさが嫌みにならないかっこよさがある。Converge
meets Refused meets Envy meets Catharsisといった感じか。歌詞はすべてフランス語で唄われており、こちらは全3曲。フランスのKaosworksによるアートワークが非常に好み。 |
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"EL LIBERTARIO"
Benefit Compilation CD (Kawaii / Fight For Your
Mind / Les Nains Aussi) ¥1,300
前々から話題になっていたベネズエラ・カラカスのアナキスト・コレクティブ兼ニュース・ペーパー
"El Libertario" へのベネフィット・コンピレーションが遂に日の目を見た。フランスのFight
For Your MindのFlox監修による本作は、そのEl Libertarioからのインスピレーションを下に、多数のバンド、多数のレーベル、多数のアーティストが一同に協力し、全56ページものブックレットが付いた実にインフォメーティヴな内容となった。参加は、
Dona Maldad (Venezuela )、Bait (UK)、Autonomia (Peru)、Calavera (
France )、Misery (USA)、Reign Of Bombs (Sweden)、Coche Bomba (France)、Remains
Of The Day (USA)、Oi J'ai Male (France)、Gyarandu (Finland)、Dios
Hastio (Peru)、Tached Out (USA)、Apatia No (Venezuela)、Auktion (Sweden)、Pack
(Swiss)、Holocaust In Your Head (Spain)、Mon Dragon (France)、Campus
Stermini (Italy)、Dentro De Nada (Chile)、Krap Nek (France)、No Conforme
(Spain)、 Deskarga Etilika (Portugal)、Iskra (Canada)、Trauma (France)、Radio
Bikini (Holland)、Disrespect (USA)、Nuclear Death Terror ( Denmark)、Visions
Of War (Belguim)、Non Deskript (France)、Audio Kollaps (Germany)、Ethnopaire
(France) の全31バンド。デジパック仕様。 |
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FxPxOx "2003 -2007 Recordings" CD
(Kawaii / Straight From The Inside / Direccion Positiva)
¥1,200
アナキスト・イデアとD.I.Y. ムーブメントから奮い立たされたアティチュードと、80'sハードコアとSeein'Redのような怒り漲るスピードをミックスさせたサウンドで、世界中で支持を集めるマケドニアのアナーコ・ポリティカル・SxEスラッシュコア・バンド
"FxPxOx"。本作は、2003年から2007年までにリリースされた彼らの7"、split
7"、コンピレーション・トラックから40曲 + 一つのライブ・セットを収録した全41曲収録ディスコグラフィー・アルバム。全世界の全12レーベルによる協同リリース。このバンドは歌詞もとにかく素晴らしい。彼らの怒りや不満は、国家機構による日々の抑圧へ対して向けられるが、それは同時に「バイブル主義」に常に注意を払うものでなければならない、と思わせるようなものばかり。だから、彼らの歌詞には、異常に信頼感がある。なぜなら、それは必然的に「すべての人々の平等」を喚起する闘いになるからである
:
「俺たちはなぜ生まれたのか? 俺たちはなぜ死ぬのか? 俺たちはなぜ愛し合うのか?
俺たちはなぜ殺し合うのか? 自分自身で答えを見つけろ。このことを理解しようとするなら、すべての人々は平等だ!」
ー All People Are Equal (すべての人々は平等だ)
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JOBCRUSHER
"From The Cradle..." LP (Back On Tracks / Filth-Ear
/ Musi Canard) ¥1,200
ex-Lomb、Blaatのメンバーによるオランダのスクワッター・アナーコクラスト
"Jobcrusher" が、1stアルバムをリリース。彼らは、以前、Zwolle (ズボーレ)
のCO-9やDOASといったスクワットを拠点にしていたが、両方とも排除される。しかし、現在も新たなスクワットを求めて闘争しているという不屈のスクワッター・パンクスだ。本作は、それらーーCO-9とDOASの2つのスクワットを股に掛けて録音された全18曲収録。その不屈の闘争心はサウンドにも鮮明に表れている。Disrupt、ENT、Dropdeadらの影響濃いが、全体の感触やそのブチ切れ具合は、オランダということでBoycotに近い。歌詞も、スクワッター・パンクスということもあり、自分たちの「生存」を脅かすものには敏感である。まさに、アンガー&フラストレーション大爆発、反撃一筋。そして、スクワッター・パンクスの本領発揮と言うべきか、「生きのびる」術をよく分かっているな、と思わせる歌詞もちらほら
: 「スクワッターの権利のために闘え」と叫ぶ "Kraken Gaat Door"、 Dumpster
(ゴミあさり) を通じた資本主義批判を叫ぶ "Recycle Your Trash" など。また、2001年7月、イタリア・ジェノバでの反G8抗議で、当時23才だった抗議者
"カルロ・ジュリアーニ" を虐殺したイタリア国務省の特務警察 "カラビニエリ"
を糾弾する、その名も "Carabinieri" も燃える。ナイスなアナーコクラスト・バンドだ。
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IMMINENT
CHAOS "Corrosion Of Human Essence" CD (Back
On Tracks) ¥1,000
ブラジル・サンパウロのポリティカル・ハードコア/メタル "Imminent Chaos"
の全13曲収録デビュー・アルバム。ハードコアとメタルをミックスした、いわゆる「モッシュコア」タイプのサウンドで、ブルータルで粗暴なハードコア/メタルが、デス/グラインドや、ときおりエモーショナルな要素も含みつつ、ストレートに展開していく。ブラジルのDIYパンク/ハードコア・シーンには、こうしたスタイルで、DIYや政治的な意識を持っているバンドが多いが、多少違うけれどもPoint
Of No Returnが好きな人は気に入るかもしれない。ユニークな箱形紙ジャケに、ステッカー付。
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PROTESTANT "The Hate. The Hollow." CD
(Halo Of Flies) ¥1,200
本作の前にリリースされたラスト・シングル "s/t" 7" が良かったので、個人的に注目していた矢先に、
Profane Existence #56にインタビューが掲載され、この1stアルバムがリリースされたウィスコンシン州・ミルウォーキーのProtestant。これは、その7"からはるかにパワーアップした傑作だ。「ダーク」・「エピック」・「アングリー」ーーこれらのキーワードの意味するところを最大限に満たしたそのサウンドは、CatharsisとHis
Hero IS Goneの出会いに、新たにFall Of Efrafaが加わったかのようだ。そのことで、さらにサウンド全体が大地が揺れ動くが如く様相を呈している。それは、歌詞にも非常に表れている
。「A Smaller World (より小さな世界)」の歌詞の始まりはこうである
: 「俺はより小さな世界が欲しい。太陽を引きずりおろしたい。俺はアイドル
(偶像) が落ちるのを見たい。だれであれ、どこであれ。」ーー俺は、この歌詞を読み、彼らの言うその「より小さな世界」の意味を考るとき、この世界がどのように動いているのか少し分った気がした。言うまでもなく、この世界は広い。しかし、私たちはこの世界の広さによって、自分たちと自分たちの「真実」との距離が計れなくなっている、ということはないだろうか?
彼らが言う「アイドル (偶像)」との距離は計れるのだが。彼らは、その歌詞の中でこうも言っている
: 「We're All Fucking Dead (俺たちはみな死んでいる)」ーーつまり、この世界では、「俺たちはみな死んでいる」、ということである。このことから、彼らの言う「より小さな世界」の意味が見えてはこないだろうか?
ヒントを与えれば、私たちには私たち自身の距離を小さくすることが必要ということだ
: 「I want a smaller world (俺はより小さな世界が欲しい)」。
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LAKME "s/t" LP (Patches vs Buttons
/ Heat On Fire / IdeozloCin) ¥1,200
本作は、チェコ出身のポリティカル・エモハードコア "Lakme" の1st LP。彼らは、ベルギーのHeat
On Fireから "s/t" CD-Rをリリースしていたが、この界隈ではかなり注目度の高いバンドのようだ。今で言えば、「スクリーモ」と呼ばれる部類には入るのだろうが、このバンドはかなりオールドなスタイル。いわゆる「勢い」で押し切るのではなく、それが無くとも
(否定ではなく)、これだけ力強いサウンドを表現できることを実に上手く示しているというか、かなり聞きごたえがある。ありきたりな表現だが、本当にジワジワと感情を揺さぶってくるタイプ。そして、感情、夢、苦痛といったものがこのシステムによってどのように意図され、あるいは、それらを自分たちによってどのように取り戻していくかーーをコンセプトに書かれた歌詞も素晴らしい。また、ブックレットには、チェコ語・英語・フランス語の歌詞以外に、バンド・メンバーおよび協同リリースに参加したレーベル運営者によるポリティカル/パーソナルなテキストも掲載されている
(CrimethInc.のチェコ支部ともいえるIdeozloCinは、"Join The Resistance
- Fall In Love" のチェコ語訳を掲載)。つまりこのレコードは、真に協同作業によって、自分たちの感情・夢・苦痛を自分たちで具現化していくという実践の空間でもあるのだ。全7曲。
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"JIRIKI" Anti-G8 compilation CD (Jiriki
Records) ¥1,000
「自力ムーブメントの誘い」という呼びかけと共に、JIRIKI Records (自力レコード)
の反G8コンピレーション "JIRIKI" が遂にリリース! 今年7月、北海道・洞爺湖で開催されるG8会議に反対の意思表明をするために、日本のバンド/アーティストを中心に、イギリス、マレーシア、アメリカ、オランダ、スペイン、韓国など、世界から総勢24グループが集結した。そしてまた、本作は、日本において、G8に対する抗議・対抗運動を盛り上げ、持続していくための反G8ネットワーク
"No G8 Action Japan" に対するベネフィットだ。しかし、「反G8」という同じ意思を持ったバンド/アーティストがこれだけ集結すると実に壮観である。それぞれがG8をどのように考え、G8に対しどのように抗議し、G8をどのように壊し、G8をどのように無くしていくがよく見えてくるのがこれまた実に面
白い。しかも、それぞれの歌詞を読むと、いわゆる「G8」に限定されてないのでなおさらそうで、G8が象徴的に位
置してはいるのだが、この世界でのそのG8の目的や役割が、姿形を変えいたるところに存在し、俺/私たちにどのように影響しているかを様々な角度から把握することができる。「一つ」のテーマを与えることが必然的にこうなったことは、壁の後ろに隠れ、多様性の中の俺/私たち自身の生存を殺すG8に対する脅威となるだろう。おそらくその理由は参加しているバンド/アーティストが「多様」だからではない。本来的に俺/私たちが「多様」だからである。そしてそれは、決して「それぞれ」を意味するものではなく、その中で繋がってこそちからになる。そのことに対し真っ向から敵対するのがG8なのである。ジャンルで言えば、DIYパンク/ハードコア・バンドが中心になっている感じだが、それだけではないその「多様な」可能性を持った面
々は以下に : ACTIVE MINDS (UK)、IT'S YOU (Japan)、GUILLOYAN (Japan)、UNARM
(Japan)、HASRAT (Malaysia)、BEERWULF (Japan)、DAITOKAI (USA)、KORACORA
(Japan)、VOCO PROTESTA (Japan)、 PROLETARIART (Japan)、SACRIFICE
(Japan)、 ENCROACHED (Japan)、KOLA (Japan)、さっちゃん "Sacchan"
(Japan)、SEEIN RED (Holland)、SCREWITHIN (Japan)、MOPKOBB (Spain)、ミッシング箱庭
"Missing Hakoniwa" (Japan)、AIZAWANDER (Japan)、INNER TERRESTRIALS
(UK)、OUT OF TOUCH (Japan)、赤い疑惑 "Akai Giwaku" (Japan)、THE
HAPPENING (Japan)、DOPEHEAD (Korea)。
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FAMILY
MAN "s/t" LP (Under Siege / Behind The Scenes)
¥1,200
「We play archaic hardcore and believe in elaborate handshakes (俺たちは昔ながらのハードコアを演奏し、真心込めた握手を信じることだ)。」ーードイツ・ベルリンから新たに登場したポリティカル・ロッキング・ハードコア
"Family Man" の全13曲収録デビュー・アルバム (ちなみに、日本にも同名バンドがいるが、もちろんまったく別
のバンド)。バンド名からどのようなサウンドなのか想像できた人がいるかもしれない。その通
り、Black Flagの影響もろだしである。しかし、それは単なる「影響」であって、既に彼らなりのサウンドを確立しているといっていい。それほどクオリティが高いし、実にフックの効いたパワフルなサウンドが、その「影響」を上回っているからだ。一見聞けば、シンプルなハードコア・サウンドなのだが、聞くほどにハマっていく屈折さがたまらない。ライブはもっと凄いらしいが。そして、冒険的行為としてのサーフィンにインスパイアされた、優れものの政治的・社会的歌詞も面
白い。それは、「この国」 = 馬鹿げた政治システムをいかに去り、いかに裂き、いかに我々一人一人が自分たちのサーフィンをするかのアイデアに満ち溢れている。次は、「Leavethecountrygosurf」の一節
: 「去れ ー サーフィンしに行くために、この国を。裂け ー 出来るだけ強く。波に乗れ
ー おまえの人生のために。」。彼らはまた、同郷ベルリンのスクワット/カウンター・カルチャー・コミュニティ・スペース
"Kopi" に対するベネフィット・コンピLP "Viva Kopi" (Behind The Scenes)
に参加しているので、それも要チェックである。 |
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TACHED
OUT "s/t" 7" (Under Siege / Fight For Your
Mind / Subversive Way) ¥500
ex-State Of Fear、Consume、Deformed Conscience、React、Behind Enemy
Lines、The Total Endらのクラスト・オールスター・メンバーによるUS・コネチカット州のニュー・バンド
"Tached Out" のデビュー・シングル。フランス・パリのタトゥー・アーティスト
"Laura Santana" の手によるジャケットからもある程度想像できると思うが、今回は、このメンツから想像されるような、いわゆる怒濤のクラストコア・サウンド、あるいはポリティカル・ハードコア・サウンドではなく、ロックンロール・スピリット溢れる超ヘヴィなモーターパンク・サウンド。これがかなりいい。イメージは180度変わったが、さすがにどっしりとした存在感や、そこまで具体的ではないが歌詞にも共通
項が見出せる。全4曲収録で、フランスのDIYパンク/ハードコア・3レーベルによる協同リリース。 |
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GASMASK TERROR "Architects Of Death" 7"
(Flower Of Carnage / Wake Up Anarchy Rider!) ¥600
フランス・ボルドーのアメイジング・ポリティカル・クラストパンク "Gasmask
Terror" の待望の全6曲収録ニュー・シングルが、フランスのWake Up Anarchy
Rider!、および北九州のFlower Of Carnage (DIYパンク/ハードコア・ディストロ
"Missing You Is Killing Me" のMomoのレーベル) の協同によって遂にリリースされた。これは、彼らの最高傑作と言っていいだろう。Discharge、Totalitar、Skitkids路線〜という比較ももう必要ないだろう。1st
LPから既にその兆しはあったが、ここに、彼ら独自のサウンドは示された、と言い切れるほどの完成度の高さである。もちろんその1st
LPの延長線上にあるひたすら黒くバイオレントなロッキン・Dビート・クラストパンク・サウンドなのだが、今作では、よりノリを失わせずに構築されるギター、ベース、ドラムの密度の濃い融合が際立っている。勢いも倍増でとんでもないことになっている。そして、このバンドは、まさに怒声といった様相のヴォーカリストが叫ぶ歌詞がやはり素晴らしい。何が素晴らしいというと、取り上げる問題/トピックの非普遍性、そして普遍的な問題/トピックでも彼らの手にかかればこうなるという刺激的な意外性である。また、どんな状況においても正反対から物事を見ている異端ぶりである。ゆえに「仲間」への愛も深くある。その視点で、今作では、クリスチャン、セクシズム、孤独死、ジェントリフィケーション
(下層住宅地の高級化)、戦争などを考察している。俺は、こういうバンドがいるから、安心してパンクのちからを信じることができるのである。Missing
You Is Killing MeのSatomi & Momoによる解説の日本語訳インサート付。
★
「「システムのせいだ」ーーパンクスはこんなありきたりの台詞をはくのが好きなようだ。それで彼らは自分達のすべてを何か抽象的な物のせいにすることができるからだ。(大体、"システム"
って何なんだ?) そして、自己に何も問いかけない。性、そして、ジェンダーの役割に関して、教育というものは、性別
の差異を形づくるものとして、個々の人格形成に多大な影響を与える。しかし、自由意志はまた重要な役割を果
たす。我々自身の出生性の重さを意識することが、私達の行為やふるまいに影響している事を知りながら、何も変えようとしないなら、君のズボンに縫い付けてある
"平等" と書かれたパッチや、君が拳を突き上げて歌うプロテストソング
(抗議の歌) は、現状を益々悪化させ、問題を解決へは導かないだろう。」
ー Burdened At Birth (出生の重圧)
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GASMASK TERROR "s/t" LP (Ratbone)
¥1,300 Restocked
デンマーク・コペンハーゲンのPlague Bearerからリリースされた1st 7"もよかったフランス・ボルドーのグレート・ポリティカル・Dビート・クラストパンク
"Gasmask Terror" の1stアルバムがリリース。本作では、その1st 7"からよりいっそうかっこよくなった、Discharge、Totalitar、Skitkids路線のヘヴィ&ロウなロッキン・Dビート・クラスト・パンク・サウンドを聞かせてくれる。録音もより向上し、迫力十分の仕上がりになっている。また、本作は、より存在感も身につけた傑作であるが、既に1st
プレスの500枚は売り切れで、現在売られているのは2ndプレスの模様 (これは、1stプレスかな)。そして、このバンドは歌詞もヤバい。何がヤバいって、彼らは、「生きのびる」力としてのパンク魂を持っているからである。それがなけりゃ、パンクは、マニアのための「ただの音楽」に成り下がるか、あるいは、「大人になっていく」ための通
過点に成り下がるかのどちらかである。その意味は、パンクになる/パンクであることに、知恵と勇気に満ちた「私たちの力」を与えている彼らの歌詞を読めば分かる。なんと英語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、日本語の五カ国語訳付
(ちなみに、日本語訳を担当しているのは、最近また活動を再開した (嬉しい!)
北九州のMissing You Is Killing MeのSatomi & Momoさん。連絡くれてありがとう。)。ゲートフォールド・ジャケット。全12曲!!
★
「「This is the end of punk depression (パンク的優越の終結)」というSkitkidsの言葉、これほど賛同できる曲は他には無い。これは自己軽視の終わりを意味する。近代社会で言ういわゆる「勝ち組」になることを拒んだゆえに、自分たちを「負け組」扱いするべきではない。俺達には人生を取り戻す力がある。そう望む。俺達は協力
(スクワッティング、フリーフード、ハウジングトラベラーなど) を通してすばらしいものを達成することができる。パンク/ハードコアコミュニティの役割とは、絶望した人々の支えになる事である。コミュニティでのそれぞれ個人の役割とは、立ち上がり解決策を見出す事である。もし俺達があきらめ、全てをおざなりにすれば、どうなる事であろう。」
ー Day After Day (来る日も来る日も)
「自らの権利のためにデモ行進する労働者を催眠ガスで痛めつけた警察どもに俺の隣の女性が怒鳴りつけた、"恥を知れ"と。奴らは恥じるべきだが、その事に気付かない。警察どもが俺を痛めつける金持ちから保護することができないなら、俺は奴らを流行遅れの階級闘争に鎮圧される人々の怒りにさらすだろう。」ー
Fair Trade (公正取引)
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FAREWELL "s/t" 7" (Plus Que Des Mots
/ Au Fond De L'Impasse / Impure Muzik) ¥500
フランスのポリティカル・エモハードコア "Farewell" が新たにデビューした。フランスの真摯な5つのDIYレーベルの協同によってリリースされたこの彼らのデビュー・シングルは、内容もかなり奮い立たされるものだ。Belle
Epoqueおよび多少Amanda Woodwardといった様相のスクリーモ・ハードコアは荒削りな要素も手伝って、激情が音の隅々からほとばしっている感じだ。伝統、愛国心、現代の企業人、労働、消費などについて唄われた歌詞は、自らの中に問題の制限を置かず、自らの中だけで問題を終わらせず、分断されている他者との有り様を常に念頭に置いて「どうしてなんだ?」と問い続ける。消費について唄われたラスト・ソング
"Le Vice Est Ancre (悪が深く根付いている)" がそのことをしかと印象づけるものであった
: 「レッテルとステレオタイプを禁止せよ、俺たちの仲間に対する尊敬はヘアースタイル、あるいは魅力的なTシャツより熱心な価値に基づくべきだ。正直と真実は俺たちを導くべきだ。であること、あるいは、のように見えること、それが問題だ。」。
全6曲収録。
★
「快適に座っているか? この血なまぐさい、下劣な瞬間を楽しんでるか?
どうすればこの娯楽的な虐殺への参加を楽しむことができるんだ? まったく残酷だ、俺たちは優越を主張するのだから。長年続いている伝統の名にかけて議論するのは実に簡単だ。おまえが競技場で殺された一人だったらどうすんだ?」
ー Vicitimes D'une Tradition (伝統の犠牲者)
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EKIDAD
"s/t" CD-R (Plus Que Des Mots) ¥300
ペルビアン・アナーコパンク・バンド "Ekidad" の4枚のアルバムの内、2002〜2006年の間にリリースされた3枚のアルバム
"Pasa La Voz" (2006)、"Alegria" (2004)、"Partidarios De La Violencia"
(2002) + ライブ・トラック5曲を収録した全33曲入りCD-R。フランスのDIYパンク/ハードコア・レーベル
"Plus Que Des Mot" からのリリース。彼らは、2001年に、Generacion Perdiaのメンバーによって結成されたバンド。まさにぺルビアン・アナーコパンク王道路線とも言えるシンガロングを交えた力強いサウンドで、初期Autonomiaが好きな人も気にいるようなメロディアスな要素も持っている。すべての歌詞とそのフランス語訳
+ ヴォーカリストのインタビュー、ぺルビアン・アナーコパンク・シーンのミニ・レポートを掲載した歌詞カード付。 |
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STRONG
AS TEN "s/t" LP (Au Fond De L'Impasse /
213 Records / D'ici A La Realite) ¥1,200 Restocked
これは痛快。以前、入荷したShallnotkillとのsplit 7"も良かったが、今回はさらにパワーアップした1stアルバムを作り上げてきたフランスのファスト・ポリティカル・ハードコア・バンド
"Strong As Ten"。以前の勇敢なオールドスクール・ハードコア色はもちろん残しつつ、Charles
Bronsonばりにスピードを上げ、そしてなにより、このバンド独特のセンス
(ユーモアも一杯) が随所に鏤められており、聞き所がたっぷり。ストレートかつ読み心をソソるポリティカルな歌詞も、「このアルバムは、あらゆる民族、ジェンダー、年齢、文化、そして種のために、俺たちの世界を人生のよりよい場所にする夢によってインスパイアされた」とバック・カバーに記載されているとおり。つまり非常に鼓舞される内容。全13曲収録にもかかわらずあっというまだが、単調ではないし、ノリも抜群によく気持ちいいことこの上ない。Black
Flag、Infestのカバーもキマってる。 |
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ABOLISHING
THE BORDERS FROM BELOW #31 (February 2008) zine (Abolishing
BB) ¥400
東欧のベスト・アナキスト・ジャーナル "ABB" 31号。内容は以下に : 「国境と移動」
ー 東部戦線はそんなに静かじゃない ; Frontexがその請負仕事を行っている外国人嫌いのヨーロッパを保証している
/ 「ABC & 直面する抑圧」 − 監獄からの手紙とインタビューを含む、投獄され鎮圧されたアナキストの最新情報
/ 「反軍国主義」 ー チェコ人アクティヴィストのインタビュー含む、チェコ及びポーランドでの米軍基地に反対する抵抗運動の最新情報
/ 「Budrykでのストライキ」 ー ポ−ランドの劇的な坑夫たちのストライキ後のレポート及びアナキストの発言
/ 「反ファシスト抵抗運動」 ー チェコ、ポーランド、ロシアでの反ファシスト闘争レポート
/ 「スロヴァキアからのレポート」 ー Piama、Akciaの社会闘争、労働者の抵抗及び活動
/ 「新たな政府ー新たな問題」 ー 新たなポーランド政府政治の最初の分析
/ 「Rozbrat」 ー 排除の危機にあるポーランドの老舗アナキスト・センター
/ 「エストニアからのレポート」 ー 抑圧的な改革 / 「44年のワルシャワ暴動における赤黒集団」
ー 一時代から ; アナキストとサンジカリスト・ムーブメントの無名の歴史
/ 「自治のトリビューン」 ー スロヴェニアの相次ぐ社会闘争のドキュメント
/ 「自由を今!」 ー 3月8-10日、モスクワでのジェンダー・フェスティバルの招待告知
/ ほか。すべて英語。 |
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(fuf)
通信 #4 newsletter (フリーターユニオン福岡)
¥100
福岡のフリーター/生存組合 "(fuf)" が発行する通信ーー通称「ニョッキ」の第4号が入荷。どぶろく祭報告・小野俊彦/いのうえしんぢ、牛乳のあっちの世界・はちみつ王子、パンク談義・内野端樹、組合コラム・たけもりまき、リレー小説・馬野骨介、ニートデモ報告・馬野骨介/ぬ
りこちちり、闘争報告・丸田弘篤、報告 + 予定・編集部で構成された全8ページ。常に人生における「危うい鼓動」を忘れない
(fuf) の組合員の原稿はどれも刺激的だ。パンクス向けに宣伝すれば、正式に組合員となったアナーコパンク・バンド
"Gotcha" のヴォーカリストのUッチー執筆の「パンクは力」だろう。この原稿にはパンクが俺たちにとってより有益なものになるヒントが詰まっているが、この通
信に違和感なくはまっているのは、俺たちの「危うい鼓動」を取り戻すための労働運動もパンクも何ら変わりがないからである。そう思わせてくれることが、俺自身も親近感を感じる
(fuf) の最大の魅力だろう。 |
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CONTRASTO / NAGASAKI NIGHTMARE split LP
(Accidia HC / Total Dissent / Sons Of Vesta) ¥1,200
イタリア・チェセナのスクワット "Al Confino" を拠点にするベテラン・ポリティカル・アナーコ・ファストコア
"Contrasto" 及び、おそらくイタリアでは初めて登場した「ネオクラスト」バンドであり、現在、ヨーロッパで注目を集めるバリのNagasaki
Nightmareのベスト・マッチ・スプリット。まずは前者だが、本作が今のところ最新スプリット。このバンドは作品ごとにかっこよくなっている。「ファストコア」というのは、いわゆるスタイルとしてのそれではなく、リズムの速さのことで、とにかく初期80'sイタリアン・ハードコアばりの速さに重点を起きながらも、モダン・クラスティーな要素あり、レゲエ/スカ・ビートを取り入れたアナーコな要素あり、ドリブンする熱いメロディありと、実に飽きさせない。ベテランらしい貫禄たっぷりの演奏も文句なしで、ライブを実際に見たくなる。歌詞もストレートフォワードなポリティクスを持ちながら、「Thinking」させるところなどは、さすが「アナーコパンク」を地で行っている故か。とりわけ、「Resistere
(To Resist)」は、その最たるものかもしれない。この歌詞ではこう唄われている
; 「この平和のためにじゃなく。俺たちがここにいるからじゃなく。システムのためにじゃなく。あったもののためにじゃなく。戦いのためにじゃなく。旗のためにじゃなく。改良のためにじゃなく。機械のためにじゃなく。ムーブメントのためにじゃなく。国家のためにじゃなく。目的のためにじゃなく。理想のためにじゃなく。党員のためにじゃなく。抵抗せよ。」
ーー「〜のため」というのは、既成の政治システムの中ではよく耳にする主張ではあるが、しばしそれは、それに対抗する側の中にも同じような構造を生んでしまう恐れのある主張であることに、俺たちは留意しなければならないだろう。ヒントは、この歌詞の中に、「個」がないことである。方や後者は、本作がデビュー音源だ。「Nagasaki
Nightmare」というインパクトの強いバンド名もかっこよいが (Crassの曲名から取ったのかは不明)、サウンドもそのインパクトに負けていない。スペインのMadame
Germen辺りの激情と壮大さをを兼ね備えつつ、ダーティーに疾走するダウンチューンド・ダーク・エモクラスト。新しさはないが、非常に完成度が高い楽曲群が俺のリプレイ回数を増やしている。最近はこればっかというぐらい、本当によい。表面
化しない俺たちの「闇」を見ようとする知的な歌詞もその要因と言えよう。イタリアの全17レーベルによる協同作品で、それーーつまり「D.I.Y.」に関したコメントにも実に奮い立たされる。
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「この平和のためにじゃなく。俺たちがここにいるからじゃなく。システムのためにじゃなく。あったもののためにじゃなく。戦いのためにじゃなく。旗のためにじゃなく。改良のためにじゃなく。機械のためにじゃなく。ムーブメントのためにじゃなく。国家のためにじゃなく。目的のためにじゃなく。理想のためにじゃなく。党員のためにじゃなく。抵抗せよ。」
ー Contrasto "To Resist (抵抗せよ)"
「机の上にはたくさんの書類。闇; それが残されるものだ。毎日が同じ日。四方の壁の中で費やされた年。賃金のためにあくせく働く。犠牲の宮殿は非現実的な地盤に建てられた。おまえは今までに疑問に思ったことがあるか?
おまえは自分に答えることができずに、何事もなかったかのように行動しなければならない。おまえは自分に嘘をつかなければならず、何事もなかったかのように行動しなければならない!
だが、おまえの頭ん中で雷が鳴り響いてよりやかましくなる。だれがすべてのものを利用するのか?
利用する奴らはだれなんだ?」 ー Nagasaki Nightmare "Every Day
(毎日)"
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LETORMENTA "Resest" 7" (Accidia HC
/ No Flags / Sons Of Vesta) ¥500
1stアルバム "L'Unico Elemento"をリリース、イタリア・チェセナのスクワット
"Al Confino" ベネフィット・コンピ7"への参加を経て、イタリア・フォルリのポリティカル・ポエティック・ハードコア
"LeTormenta" のニュー7"が、イタリア各地の全23ものDIYレーベルの協力によってリリース。このバンドは非常に独自のスタイルを築いている。メタリックなエモティブ・ハードコアに、情熱的なグライディング・パート、あるいはポエティック・パートを巧みにミックスし、曲が激変していくーーといったようなサウンド。とにかく激しく熱い。そして、この7"は、全曲、「Clockwork
(時計仕掛け)」と「Resistance (抵抗)」をコンセプトに、曲が書かれており、そのどれもが「具現的な」闘いに私たちを促してくれるには十分な説得力を持っている。また、この7"は、この世界をより良くしようとする政治囚のためのベネフィット・レコードであり、具合的には、そうした政治囚の支援を行っているイタリアの
"Senza Gabbie" 及び "Cassa Di Solidarieta Anticarceraria" と呼ばれる2つのグループに寄付される。彼らはそこで次のように書いている
: 「このレコードは現在、妨害の前にいて、その終焉まで自分たちのやり方を続けることができるのを待つ人々のためのものだ。人生と自由に関する自分たちの意志をもって、道徳に課された妨害を見つけた人々。太陽が光り輝き、温暖化する谷の中で。親愛なる友人たちよ...
俺たちは、遅かれ早かれそれに到達するだろう。誰も異議など唱えない。」ーーファースト・ソングのタイトルは、「Accettare
/ Resistere L'Ingranaggio (時計仕掛けを受け入れるか / に抵抗するか)」
、である。彼らのいう俺たちの「親愛なる友人たち」は、後者の道を選んだ。ゆえに、この7"のコンセプト及びその目的は、俺たちと無縁でない。俺たちもまた後者の道を選ぶのなら。Roidのカバーを含む「生の奪還」のための全3曲。
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THE RAG
#2 zine (Rag Collective) ¥800
アイルランド・ダブリンの革命的アナーカ=フェミニスト・グループ "Rag"
が発行する "The Rag" ファンジンのディストロがスタート。第2号となる本号は、ダブリンの協同カフェ"The
Well Fed Cafe" の振り返り、フェミニスト・DIYギグのオーガナイズを行っている
"Magical Girl" の紹介を始めとして、アイルランドでは非合法である妊娠中絶について書かれた「We
the living (我ら、生きるもの)」(このタイトルは、ロシア生まれのユダヤ系アメリカ人女性作家
"Ayn Rand (アイン・ランド)" の著作から取られている)、あるいは、「Pro-Choice
Campaigning (プロ=チョイス・キャンペーン)」、そして、個人的な妊娠中絶経験について書かれた「Irish
Women in London (ロンドンでのアイルランド人女性)」、内科治療のための妊娠中絶に関するウェブ紹介の「Women
on Web」ーーその他、Rag Collectiveのメンバーによって書かれたアーティクル「Feminism,
Class and Anarchism (フェミニズム、階級、そしてアナキズム)」、「A
"Really Useful" Education ("本当に役に立つ"教育)」、本のレビュー、お薦めリソース紹介などで構成された全48ページ。これは、アイルランドでの自治的な女性たちの豊かさがひしひしと伝わってくるだけのファンジンではなく、私たちの「人生のレッスン」のためのファンジンでもある、と言ってよい。個人的には、Acclaim
CollectiveからリリースしているEaspa Measaの女性ヴォーカリスト "Clodagh"、Divisions
Ruinの女性ヴォーカリスト "Ciara"、昨年、Acclaim Collectiveに訪れたLaura、さらには、
Easpa Measa / Tunguskaのギタリスト "damo" の彼女までも参加しているコレクティブなので、まずそのことに親近感を覚えずにはいられなかった。すべて英語。→
RAG
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"NEW NAMES
FOR OLD DESIRES" 4 way split CD (Delusion
Of Terror / Major Malfunction / Takefour Collective) ¥1,000
フィリピンのハードコア/パンク・コミュニティでは、いわゆる「メタル影響下のハードコア」、あるいは「メタリック・ハードコア」と呼ばれるバンドが実に精力的に活動しているが、フィリピン各地のそのようなタイプのNuclear
Punishment、Isvarah、Prayer Of Endurance、Forgiveness Deniedの4バンドを集めた4
way split CDが、フィリピンのDelusion Of Terrorより届いた。Nuclear
Punishmentは、非常にデスメタル色濃いサウンドで、レーベルのインフォに、「ObituaryとGehennaの異種交配のように聞こえる狂気の音楽」とあるように、かなり極悪度が高い。Isvarahは、かなりダークな空気が充満しており、それに純粋なハードコア・ヴォーカルというメタリック・ハードコア。Prayer
Of Enduranceは、メタル、スラッシュ、そしてあらゆるストロング・ハードコアの影響が感じられ、現代的なテクニカルな要素もふんだんに取り入れたサウンド。ラストのヴィーガン・ストレートエッジ
"Forgiveness Denied" は、既に解散したようだが、個人的にはこのバンドが一番よかった。多彩
な表現力を持ち、Earth CrisisやPoint Of No Returnのような、重厚メタル・ハードコアをプレイしている。アートワークもビューティフルで、総合的にかなりクオリティの高い作品と言えるだろう。 |
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BYSTORM
/ PULLING TEETH split CD (Delusion Of Terror
/ Major Malfunction / Takefour Collective) ¥1,000
フィリピンおよびUSメリーランド州のパワフル・メタル・ハードコア2バンドの対決。前者・マニラ出身のBystromは、同郷のSaunaとのsplit
CDに続く本作が2作目。彼らは、基本的には、Integrity、Ringwormらの90's中期のクリーブランド周辺のメタル・ハードコア・インフルエンスドなサウンドを演奏しているが、個人的には、CatharsisやGehennaあたりのダークな感触も持っていると感じた。曲の展開にもそれらのバンドと似ているところがある。Earthmoverのカバー含む新曲11曲収録。方や、2008年4月にジャパン・ツアーも控える後者・ボルチモア出身のPulling
Teethは、ところどころで「Integrity meets Left For Dead」と評されているのも納得。ソリッドなスラッシュ・リフで突進しまくるレイジング・ハードコアに、重厚なモッシング・メタル・パートの融合が実にかっこよい。本作には、USのA389
Recordingsよりリリースされたsplit 7" w/Frightenerセッションの5曲 +
Wersでのライブ・トラック5曲の10曲収録。フィリピンのDIYパンク/ハードコア・3レーベルによる協同作品。 |
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PROLETAR
"Back To Hatevolution" - discography CD (Delusion
Of Terror / To Live A Lie) ¥1,000
インドネシア・ジャカルタのポリティカル・グラインド "Proletar"。2002年から2005年までの音源をすべて集めたディスコグラフィーCD。収録は、"Psysical
and Mental Torture" tape (2005)、"Universal Ides" tape EP (2003)、split
tape / CD w/Extreme Decay (2003)、Split tape EP w/Satellite (2002)、"Rakyat
Jelata" full length tape (2001)、"Massive Resistance" demo tape (2001)
の全55曲。デスメタルやモダンな要素は一切ないブルータル&ピュアなクラスティー・グラインドコアで、ショボさは全くなく、非常にガッチリとした硬質なサウンドを聴かせてくれる。かっこよいグラインドコアとはどういうものか、をよく知っている感じで、曲の良さも文句なし。とりわけ、最新録音の
"Psysical and Mental Torture" tape (2005) は秀逸。ヴォーカルの唄法もブルータル極まりなく、ときおりハードコア的なコーラスを導入しているところが面
白い (George War Bush! など) 。反国家・反ブッシュ・反グローバリズム・反システムなどを叫ぶ歌詞もアングリーそのものだ。ダーク&ビューティフルな7"EPサイズのジャケット。トレードをしたフィリピンのDelusion
Of Terrorを始めとしたインターナショナル全12レーベル協同リリース。お世辞でなく、先進国のバンドを主に聴いている人にこそぜひ聴いてみてほしいバンドだ。 |
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DISCONVENIENCE "Umea Punk City" CD
(Delusion Of Terror / Life On The Edge / Cactus) ¥1,000
このDisconvenienceは、スウェーデン・ウメオ (Umea) の'77/'82スタイルのフィメール・フロンテッド・アメイジング・パンクロック・バンドである。これは、2006年リリースのファースト・アルバム
"Umea Punk City" LP (Wasted Sounds)に、ボーナス・トラックとして、2005年リリースの
"War On Wankers" 7" (Wasted Sounds) を加えた東南アジア・エディションCDで、全15曲の収録。彼らのサウンドは、自らも公言しているとおり、Avengers、Ramones、
Partisans、Black Flag (初期) などに影響を受けたメロディック・ドリブン・パンクロック・サウンド。7"では荒々しさが全面
にでているサウンドだが、LPではよりメロディアスになっており、このCDでは、彼らの全ての曲を聴けることもあって、彼らの微妙な変化を感じ取ることができる。しかし、共通
しているのは、曲のよさ、パワフル、ハイエナジーの三拍子揃っていること。「I
can't resist your seduction, even though it isn't fair (フェアじゃないけど、私はあんたの誘惑に抵抗できない)
」・「You won't see me at all, you leave me in despair (あんたは私にまったく会わずに、絶望の中に私を置き去りにする)」と唄う「I'm
A Pervert (私は堕落者)」は、曲も歌詞もほんとかっこよすぎる。この曲の意味が分かる奴は、よっぽど「堕落者」のセンスがあるだろう。私たちを「堕落者」と決めつける奴らは、一体全体どこのどいつなのか?
そして、私たちを裂こうとする奴らは、一体全体どこのどいつなのか?
奴らに「堕落者」と呼ばせる前に、私たち自らが「堕落者」と名乗ることは何を意味するのか?
私たちが、「私たち」と「奴ら」の間を注意深く見ようとするのなら、そう自ら名乗ることは、私たちに別
の視点や人生を与えてくれるかもしれない。それから、「正しさ」を闘争の主眼に置いている奴にはちょっと衝撃的な曲かもしれないが、「フェアじゃない」ことにも意味はあるんだ
: 「I'll stand outside your window, I'll steal your underwear (私はあんたの窓の外に立つつもりだし、あんたの下着を盗むつもりだ)」
。 → Disconvenience's MySpace
site.
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WAR ALL
THE TIME "Discography" CD (Life On The Edge
/ Black Konflik / Cactus) ¥1,100
2005年夏に解散したUKのBoxed Inーーヴォーカルにex-KitoのRobを迎えて新たにネーム・チェンジした、このWar
All The Time。本作は、2007年11月に敢行された東南アジア・ツアー (マレーシア、シンガポール、インドネシア、タイ)
に合わせてリリースされた彼らのディスコグラフィーCD。リリースには、マレーシアの4レーベルが参加。収録は、"s/t"
7" (Yellow Dog)、Split 7" w/Horrr (Zandor)、Split 7" w/Whole In The
Head (Crime Scene)、そして未発表曲3曲の全17曲。ドラムはもちろん、Flat
Earth RecordsのSnedで、ここでも彼の超絶ドラミングが冴えまくる。Boxed
Inを継続したサウンドに加え、よりTotalitarのようなスウェディッシュ・リフ、さらには、SufferやHealth
Hazard (彼が以前ドラムを叩いていた) の面影も残したレイジング・UK/スウェディッシュ・ハードコアが燃える。歌詞は、「War
All The Time (常に戦争)」というバンド名が物語るとおり、第一次世界大戦から始まり、第二次世界大戦、そして、現在の対テロ戦争まで、すべて「War
All The Time (常に戦争)」について唄われている。 |
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CREOSOTE "Life Lessons" 7" (Self-Released)
¥500
US・アリゾナ州フラッグスタッフのCreosoteのデビュー・シングル。彼らは、ex-Contraveneのドラマー
"Nick" が、ここでもドラムを叩くデュアル=フィメール・アナーカ=フェミニスト・バンドだ。本作は、彼ら自身の手によってリリースされた全2曲収録。そのサウンドは、真摯なContraveneのアナーコ・クラスト・サウンドをまさに引き継ぐものだが、よりメロディとエモーショナルな面
が強調されており、沸々と心が揺さぶられ、徐々に情熱が押さえきれない
(あるいはその逆で)、といった感じの繰り返しで曲が進行していく。印象的なタイトルの「Life
Lessons (人生のレッスン)」ーー私たちのための「人生のレッスン」とは何だろうか?
もちろん、男性至上主義の既成社会における家族の中のそれでもないし、学校の中のそれでもないし、会社の中のそれでもないし、パンク・シーンの中のそれでもない。彼らは、「Bullet
Proof Chest (防弾胸)」の中でこう唄っている : 「Sometimes we stand
tough in our papier mach'e armor (しばし、私たちは、いつわりの鎧の中に堅く立つ)」ーー「いつわりの鎧の中に堅く立つ」とは、「男性至上主義の既成社会の中で強さに固着する」と言い換えてもいいかもしれない。そして、この曲は、私たちのための「人生のレッスン」は、その「いつわりの鎧」を自分で脱ぐことからしか始まらないし、その「いつわりの鎧」を自分で脱ぐためのあらゆるレッスンが私たちのための「人生のレッスン」である、ということを唄ったものだ。また、この曲では、こう締めくくられている
: 「My hart is mine to keep (私の心臓は自分を守り続けるための私のものだ)」。「Bullet
Proof Chest (防弾胸)」ーーこのソング・タイトルはここに象徴される。彼らは、Acclaim
Collectiveより、split 7"、あるいはニュー7"をリリース予定。
★
「舌を噛み切って、弾を込めた銃で自分を傷つけたらいい。声を出せ。声を聞け。上等の妥協で自分を傷つけたらいい。しばし、私たちは、いつわりの鎧の中に堅く立つ。時計とにらめっこしながら。強さと引き換えの時間。偽りとは、真実と進歩だったのか。私自身とバターナイフに保護されながら、私は足かせがはまった状態でたくましく立つ。これが自己妥協で、自分自身だったのか。その自分自身をみつけるための。これが自己妥協で、自分自身だったのか?
違う、私は失われちゃいない。私は見つけた。波打つ心臓からの鼓動で。汗から離れて、情熱の音を運べ。手を通
じて、考えを分泌して。波打つ心臓からの鼓動で。私は失われちゃいない。私は見つけた。私は海より深い感情を抱いている。私の情熱は自分の感情の野火だ。薄氷は自分の足で踏む。私の心臓は自分を守り続けるための私のものだ。」
ー Bullet Proof Chest (防弾胸)
★
「Creosoteは、正しい白人男性パンク・シーンの扇動および騒動について唄った2人の女性がフロントに立つアナーカ=フェミニスト・バンドです。私たちは、政治に無関心のばかげた産業ロックの価値観に興味はありません。私たちは、楽しく過ごそうとするクィアにビールをこぼす最前列のバイオ野郎のツラに、つばを吐き、怒りの拳を上げ、そして激しい怒りをぶつけ、反応する人々を勇気づけるためにここにいます。私たちは、それが、性的虐待、精神的問題、ヘテロセクシズム、白人的特権の認識、その男性の特権、定められた階級および経済的特権、資本主義/消費文化、また、それが、私たちの環境から私たちの友人と私たちの家族を分断する方法のように、どう私たちに個人的に影響するか、についての問題に取り組むため/についてを組織的な抑圧に結びつけるため/についてのリンクを創作するため、つまり、私たちが使用する言葉やよりアクセスしやすい言語で、学界の外へこれらの問題を取り上げることを含む、より良い友情を創造し、より強いコミュニケーションを開発し、すべての抑圧からの脱構築を通
じて、優先順位を集める記録を作るためにここにいます。Creosoteは、それが、3番目、4番目、あるいは5番目の性にかかわらず、同時にそれが上記のいずれか、あるいはそれらのすべてでないことにかかわらず、ジェンダー間の流動性を支持します。私たちは、家父長制を潰すことを目指す自己弁護しないアナーカ=フェミニストとフェミニストの支持者であり、私たちは、土着的な抵抗を支持して、私たちが生きる肥え太った恐怖症の世界を潰すことを目指します。システムからの脱構築と共に、私たちは私たちの人生の再構成を目指します。私たちは、私たち自身、友人、家族および共同体の回復を奨励します。私たちは、私たちが言うことと、取る行動に関して責任があります。」
*This "About Creosote" taken from their MySpace
site.
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THEMA ELEVEN "The Great Misanthrope" CD
(Old Skool Kids) ¥1,200
名作になる予感がするチェコのThema Elevenの大作セカンド・アルバムが遂に届いた。本作は、ロシアのOld
Skool Kidsからリリースされたロシアン・エディション (チェコ・エディションは、CD/LP共に、Insane
Societyから) である。また、本作に収録された全8曲は、ex-Fudge Tunnel
& NailbombのメンバーであるAlex Newport (彼は、The Melvins、At The
Drive-In、Panthers、Kylesaなども手掛ける) の手によりミックスが施されたということからも分かるとおり、非常に密度の濃いサウンドに仕上がっており、このバンドの無限の創造性が120%引き出されている。「Lamb
Of God (神の下の子羊)」と題されたインスト・ナンバーから、このアルバムを象徴するような「Soft
Is The Skin (軟弱な皮膚)」で、事実上の曲が始まる。この曲は、曲間にノーム・チョムスキーのスポークンワードをサンプリングした、奴らのいう「民主主義」ではなく、私たちの「民主主義」のための曲である。彼らは、メイン・タイトルの「The
Great Misanthrope (素晴らしき人間嫌い)」という言葉を、この曲の最後に持ってきているが、その意味は、私たちの無慈悲な「The
Great Misanthrope (素晴らしき人間嫌い)」が、この社会のいたるところに浸透し、そのことこそが彼らの怒りと悲しみの発端となっているからに他ならないだろう。私たちにとって、そのことは何を齎すのだろうか?
「You told me once you were still here (おまえは以前、まだここにいると言った)」ーー人々の分断の先に、常にこうした言葉を聞いてきた気がするのは俺だけだろうか?
最後に、リリース元のInsane Societyの説明を転載してこのレビューを終わりたい
: 「Torcheのダークで激しい非現実的な訴えと共に集合した、Neurosisの計り知れないダークネス、Envyのぶつかり合う緊迫感を想像してもらいたい。」
。
★
「俺の人生はくだらないテレビの一部だ。毎晩、自分の低俗さに従う。シリコンの胸から母乳を吸っている。俺はマイケル・ダディコフ、失読症に囲まれた一人だ。すべての岬から泣き叫ぶためだって?
なら、決して笑わないでくれ! 爆弾が天国から迫ってくる。そして、それらはベルリンの売春宿のように見える。その後、俺は海岸にとどまる。海が俺たちの過去の世界の残物を齎しているのを認識する。自分自身の顔を見る俺たちの最後のチャンス。どれくらい皮膚が軟弱かを感じる俺たちの最後のチャンス。...それが燃える前に...
おまえは以前、まだここいると言った。おまえは以前、まだここいると言った。おまえは以前、俺のためにここにいると言った。素晴らしき人間嫌い...」
ー Soft Is the Skin (軟弱な皮膚)
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CHANGES
"Remember What You Were Thinking About..." CD
(Old Skool Kids) ¥1,200
「Remember What You Were Thinking About... (おまえが考えていたことを思い出せ...)」とタイトルされた、
ロシア・モスクワのChangesのセカンド・アルバムが、Old Skool Kidsよりリリース。彼らは、結成が2002年とい
う既にベテランの域に達する力強いメロディック・ハードコア・バンドだ。USのComeback
Kidなんかのメロデ ィアスなオールドスクール・ハードコアを基盤に、Strike
Anywhereの激情をミックスしたかのよう。いわゆるカラッとしたサウンドではなく、湿り気のあるー重みのあるサウンドが個人的に好み。
すべてロシア語で唄われ、ひたすら誠実に前進する全9曲。 |
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THE PROCESS / RENTOKILLER split 7"
(Old School Kids) ¥600
スウェーデンの「非妥協」モダン・ハードコア/パンク2バンドによる激突。The
Processは、GBG (イェーテボリ) 出身。このバンドは、あのRefusedを彷彿とさせる政治性を持った素晴らしいポリティカル・ハードコア/パンク・バンドと言い切りたい。同レーベルよりリリースされた
"Taste the Knife" MCD (2007) に続く彼らの新曲は全2曲収録。音的には、そのRefusedを始めとして、Children
Of Fall、あるいは、From Ashes RiseやVictims、はては、At The Drive-Inの影響までをうまくミックスした曲のかっこよさもさることながら、熱情を放出しながら圧倒的なテンションで演奏されるその様にまた熱くならざるを得ない。方や、Boras
(ボラス) 出身のRentokillerは、こちらもRefusedの影響が伺えるが、前者のThe
Processがよりストレートな90'sモダン・クラスト色が濃いのに対して、こちらはConvergeのようなカオティック色が濃い。歌と絶叫を考慮した曲作りもセンスいい。彼らも全2曲収録。最後に、レビューの下に掲載するが、印象に残ったThe
Processの「Action Directe (直接行動)」 について : おそらく、この曲は、「9.11」にインスパイアされたものだろう。そして、「スーダンの犠牲者」とは、1998年8月21日、アメリカ政府がタンザニアとケニアの米大使館爆破事件ーーつまりテロへの「報復」として、アフガニスタン、スーダンの「テロ施設」
(スーダンの「テロ施設」の実際は、ただの製薬工場であった) に対し、巡航ミサイル・トマホーク100発を無通
告に発射し、攻撃した際に死んだ人々を指している (これもおそらく)。アメリカのアナキスト・コレクティブ
"CrimethInc." は、「Forget Terrorism : The Hijacking of Reality
(テロを忘れよう : 現実のハイジャック)」の中でこう言ったーー「多くの人々が国際的なテレビの中で、実際に命を失う不運を持っているとき、この社会に見いだされる悲劇がある。」、と。その「悲劇」とは、俺たちの「無知」である。その「無知」とは、権力を強化する。俺は、この曲の「人類が無知によって砕かれる間。愛の嘆きが地面
を満たす。」という一節を読んだとき、何とも言えない気持ちになった。「人生に幸いあれ」とは、一体誰のものであろう。まさに、「システムに対して直接行動を。人間性が死んでいるときに一つの愛を。」だ。
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「人生に幸いあれ。彼らが信じるすべての実物宣伝。このとき、彼らはみな死ぬ
だろう。飢餓の恐怖とフラストレーションを好みながら。おまえは俺に会わないだろうよ。俺たちの指導者は気にしちゃいない。人々の死は十分な理由じゃないのさ。奴らの言葉を聞くんだ。俺たちに自由を与えやがる、あるいは俺たちを死に追いやりやがる。システムに対して直接行動を。人間性が死んでいるときに一つの愛を。優美な時間は過ぎた。人類が無知によって砕かれる間。愛の嘆きが地面
を満たす。すべて空しく、スーダンの犠牲者は死んだ。」ー Action
Directe (直接行動)
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